【日本酒ファイル】丸本酒造 賀茂緑「今朝しぼり」純米吟醸

賀茂緑「今朝しぼり」純米吟醸

今年初めて予約した、丸本酒造さんの「今朝しぼり」。
2月5日に仕込み、3月16日朝7:00から搾ったフレッシュなお酒が昨日、ついに届きました!

賀茂緑「今朝しぼり」ラベル

見て見て、ラベルには私の名前が。
こうした演出が、とっても嬉しかったりします。

さて早速その晩、開封。
グラスに注いだ瞬間、アセロラや梨を思わせる、瑞々しくさわやかな吟醸香が立ち上るとともに、ほのかにお米のふんわりとした香りも漂ってきました。

そして静かに含むと酸がチリチリと舌の上で弾け、やがて爽快な酸味が口中に…!
その感覚は喉元を過ぎてからも健在で、まるでスパークリングワインのよう。

もちろん、お米のうまみは健在ですが、「今朝しぼり」では飽くまでさりげなく、上品。
「はじめての日本酒」に、またパーティや食前の「乾杯」の一瞬に、グラスを傾けたくなるお酒でした。

蔵元からのメッセージには「お米から出来たとは思えないようなこの風味は、酵母と蔵人と日本文化が織りなす、魔法」と綴られていましたが、つくづく日本酒って不思議な魅力を持った飲料だなと実感します。
知れば知るほど奥深くて面白くて、愛おしい。
もっともっと日本酒の色んな表情を見てみたいと思う私なのでした。

☆…☆…☆

この時期は、各蔵元の搾りたてが味わえる愉しみがありますね。
立春の早朝から搾り、その日中に予約者のお手元に届けられる「立春朝搾り」もまさにそのひとつ。
あと、御前酒蔵元・辻本店さんの「蔵元探訪」も、当日朝タンクから引き抜いた原酒を直詰め販売してくれるものですが、これまたバランスのよい味わいで、おいしかったなぁ。

冬場につくられた日本酒は、これから蔵元で大事に貯蔵・熟成され、秋にかけてどんどんまろやかになっていきます。
こうした味わいの移り変わりを四季とともに愉しめるのが、日本酒の大きな魅力のひとつ。
搾りたてが愉しめる時期もそろそろおしまいなので、ぜひ今のうちに1本味わってはいかがでしょう?

【丸本酒造 賀茂緑「今朝しぼり」純米吟醸 720ml】
酒米:山田錦
精米歩合:50%
アルコール度16%


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