山陽新聞カルチャープラザ日本酒講座 前期5回目「”酒米”岡山県産『朝日』の実力」

日本酒講座5月度_試飲酒今年前期の日本酒講座「知る、嗜む 日本酒の魅力」は、はやくも5回目。
最終回の来月は教室を出て懇親会を行うため、教室での実施は前期最後となりました。

今回は、近年注目を浴びつつある原料米「朝日」がテーマ。
酒造好適米の「雄町」同様 人工交配が行われていない古い品種の飯米で、ほぼ全量が岡山県で栽培されています。
人工交配をしていない品種を酒造好適米と一般米(飯米)ともに 長年栽培され続けている県は、きわめて稀だと思います。

ちなみに岡山県は、数千年も前の地層からイネの「プラント・オパール」(イネの葉に形成された珪酸体というガラス成分)が発見されており、これが日本最古のものともいわれているとか。

米にまつわるさまざまなルーツを有する岡山県。
あらためてすごいと思った次第です。

というわけで、試飲酒も「朝日」で醸したものをセレクト。

寒紅梅 純米大吟醸(寒紅梅酒造=三重県)
飛龍 純米大吟醸(新澤醸造店=宮城県)
紀風 純米吟醸(平和酒造=和歌山県)
竹林 純米吟醸 あさひ(丸本酒造=岡山県)
大正の鶴 特別純米 無濾過生原酒(落酒造場=岡山県)

5種を飲み比べての見解としては、長年造り続けてきた岡山県勢の酒に味の膨らみや旨味をしっかりと感じ、県外蔵元が描く酒質は一様にクリアでフレッシュなものでした。

単体で飲む分には、すっきりとクリアな酒質できれいな甘みを表現した県外蔵元醸造の酒の方がいいようにも思いますが、旨みを引き出し、ものによって適度な熟成を経た県内蔵元の作品も、食中酒としての万能性を発揮していたように思います。

中でも1年間冷蔵熟成させた大正の鶴 特別純米酒 無濾過生原酒(28BY)は、旨味に厚みが生まれて力強い酒質に昇華していました。
いつも思いますが、試飲にはさまざまな視点を持って臨み、それぞれのいい面を見つけたいものです。

日本酒講座5月度_おつまみおつまみは、左上からアスパラと蓮根のからしマヨネーズサラダ、にしんの親子漬け、大根の梅酢漬け、クリームチーズの醤油漬け、スモークチキン。
色味はいまひとつですが、朝日の酒とよく合いました。

来月は、「極聖」を醸す宮下酒造の直営店「独歩館」で 懇親会を兼ねての最終回を行います。
蔵の杜氏から直接造りの話が訊けるとあって、わたしも楽しみ。
後期に向けて、いい区切りにしたいと思います。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中