「岡山の地酒」@長泉寺寺子屋文化講座で講師を務めました。

長泉寺いつもお世話になっている「酒ショップ山本」さんからお声掛けをいただき、去る8日、長泉寺で定期開催されている「長泉寺 寺子屋 文化講座」で「岡山の地酒」について講演させていただきました。

寺子屋のようす時折雨が降りしきる中、檀家さんなど30~40名が出席。
酒ショップ山本の常連客や見知った方のお顔も見える中、岡山の地酒とおつまみを片手に熱心に話を聴いていただきました。
ここ最近は県外の方に岡山の地酒や酒米「雄町」の魅力を話す活動が続いていましたが、地元の人にこそお伝えしたいことでしたので、お声掛けいただけたことを心から嬉しく思います。

口当たりはやさしくて、旨みは上品に膨らみ、キレは軽快に。
そんな「岡山の酒」は、単体で飲むとその控えめな酒質ゆえ、なかなか際立った個性が伝わりづらい面があります。
でも、あらゆる料理を受け止める包容力があり、杯を重ねてなお飽きることのない味わいこそ、地酒のよさでもあると感じます。

なにより、そうした味わいの背景には、この地ならではの風土があるということを、何より伝えたかった。

特に酒米「雄町」の話に至っては、「晴れの国」といわれる岡山の恵まれた気候や、扱いにくいとされる稲を巧みに育て上げる生産者の技術。
そして、絶滅の危機から復活を果たし、発見から約160年にわたり種を繋いできた業界の皆さんの尊い熱意あってのものであることをあらためて知っていただき、地域の誇りにして欲しかったのです。

うれしいことに、参加された皆さんには熱心に耳を傾けていただき、私も心地よくお話することができました。
この貴重な体験を、また次の活動に活かしていきます。
本当に、ありがとうございました。

私の話のあとには 岡山地酒応援団理事長・末次威さんによる酒の「へぇ~」な話もあり、これまた盛り上がりました。
僧坊酒のこと、僧侶の隠語として使われる「般若湯」にまつわる話など、酒の歴史や文化をひもとくと、興味深い話は山ほどあるものです。

今回、こうした場をくださり、自らも岡山の地酒を会場で提供された酒ショップ山本さんにとっては、ここ最近の宴会的な日本酒イベントに対するちょっとしたアンチテーゼでもあったようで。
そして、講座のあとはぜひ街へ繰り出して、さらに岡山の地酒を楽しんで欲しいとの想いも口にしていらっしゃいました。

酒の会というと、銘柄で飲んだり、珍しいスペックを楽しんだりと、知れば知るほどマニアックな方向へ行きがちですが、稲作とともに歩んできたとされる日本酒の歴史や地域の風土、食をはじめとする文化など、一杯の酒の向こうにあるさまざまな物語を知って楽しむのもありだと思います。

地味な活動ではありますが、地道に大切に伝えていきたいと考えています。
岡山の地酒が、もっともっと、地元で愛飲されることを願って。

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