宿泊施設担当者対象「備中杜氏の郷 第3回日本酒講座」で、メニュー作りをテーマに講義を担当。

日本酒講座の様子①

岡山県内の宿泊施設関係者を対象とした日本酒講座が、備中県民局地域づくり推進課の主催で開催されました。

このたびのテーマは「地酒の魅力発信につながる『伝わる』メニューの作り方」。
過去の講座で行われたアンケートに多くの方から寄せられた希望を受け、メニューが果たすべき役割や そのためにするべきことなどを、具体例を交えながらお伝えしました。

今回と過去の参加者から耳にした話では、お酒をセレクトする段階で迷って立ち止まってしまったり、品ぞろえばかりにとらわれ 気づけば肝心のメニューは単に銘柄の羅列に終始してしまったり……なんて経験を持つ人も少なくないようで。
参加者自身が日本酒の魅力にまだ気づいていないとなれば、なおのこと 自分の言葉で商品の特徴や楽しさを伝えることに自信が持てないであろうことは想像がつきます。

そこで、今回はこの場で2種類の地酒をきき酒し、メニューに掲載する紹介文を書いていただく実習も盛り込んでみました。
大事なのは、提供するお酒に対する理解の深さ。
そして、なぜこの酒なのかという根拠。
サイトなどから得た情報や人伝の話だけで自信をもって勧められるほど、たやすいものではありません。
大事なのは、提供側が実際に飲み、料理と合わせたりするなどして、その施設ならではの提案につなげることではないでしょうか。
白菊酒造にごり酒&丸本酒造 竹林ふかまりこの日試飲したお酒は、左から大典白菊 備中杜氏 にごり酒(白菊酒造)、竹林ふかまり(丸本酒造)。
試飲+蔵元作成の商品規格書を参考にしつつ、自分の言葉でそのお酒の魅力や飲み方提案などをどうメニュー上に展開し、飲み手に伝えるか……限られた時間で試飲酒を自分なりに解釈し、紙面に落とし込んでいきます。

参加された方々は普段から意識的に地酒と接していらっしゃることもあって、酒質の特徴はもとより料理との相性や提供温度、酒器に至るまでさまざまな提案が踊りました。
ほかにも各社で取り組んでいるメニューの事例も発表していただきましたが、それぞれ季節感や地域色を出したり、幅広い層に対応できるよう 品ぞろえはもちろん嗜好別に提案できるメニューも複数揃えてあったりして、今回参加された各社に関しては あまり注文をする必要は感じられませんでした。優秀!

日本酒講座の様子②さらに終盤は、各社 現場で抱えている問題や課題を共有し合ったりと、貴重な情報交換の機会にもなったようです。

宿泊施設関係者対象の日本酒講座は、備中エリアの地酒の認知拡大や備中杜氏の郷の盛んな酒造り文化を通して観光客の誘致に取り組む備中県民局が 年3回のペースで実施しており、2年目。
私は初年度から講師を仰せつかり、主に日本酒の基本的な知識からサービス上のノウハウにつながる情報などをお伝えしてきました。

毎回熱心に参加くださる方も多く、回を重ねるうちに横のつながりも生まれつつあるようです。

今回の講座の中で、日本酒と料理との組み合わせに関心があるものの、きちんと提案する自信がないという声も多数上がってきました。
地元のおいしい食と酒を心ゆくまで堪能していただくために有しておきたい知識。
そのための勉強会を、県内の酒販店さんや飲食店さん、蔵元さん等の力を借りながら実施できたらと、改めて思っているところです。

ご協力いただける方、私も学びたいという方、ぜひお知らせください。
コツコツと知識を積み上げ、お客様がワクワクするようなサービスをみんなで創り上げていきましょう。
酒造りが盛んな岡山・備中の魅力発信を 業種業態の枠を越えて行っていけるようになれば、観光や飲食、エンターテインメントの分野にも必ずプラスの影響がもたらされるものと信じて、一歩踏み出して動いてみようと思います。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中