川鶴酒造(香川県観音寺市)の醸造家・藤岡美樹さんを訪ねて―自社田&契約田の山田錦を見学

川鶴さんの山田錦の圃場①シルバーウイーク突入前にようやく出合えた穏やかな天候の某日、電車を乗り継いで香川県は観音寺市へ。
うたづ日本酒クラブの宮本由加理さんが取り持ってくれた縁で、川鶴酒造で製造部の統括リーダーを務める藤岡美樹さんを訪ねることができました。

昨年から、自社田や田野々地区の契約田の管理を任されている、藤岡さん。
Facebookに投稿される記事では、山田錦に注ぎ続ける彼女の愛情のほどが見て取れます。
それをこの日は間近で感じながらの視察。
お昼から半日の”圃場デート”を、存分に満喫しました。

まずは、藤岡さんの運転で、蔵から20分ほどの距離にある同市田野々地区へ。
川鶴酒造の契約圃場を訪れます。

こちらの地区の山田錦は10軒の農家さんがおよそ160俵分を手がけていて、全量川鶴酒造さんが使用。
今年は例年より1週間ほど早い6月20日頃に田植えをしたそうですが、夏場の天候不順で出穂期は去年とほぼ変わらなくなってしまったとか。

川鶴さんの契約田①「ようやく穂揃いです!」と、藤岡さんから連絡をいただいての訪問でした。
こちらの田んぼは、本当にきれいに穂が揃っています。

川鶴さんの契約田②田野々の圃場は海抜がやや高い位置にあります。
昼夜の寒暖の差が大きくて、風の抜けも心地よく。
ある蔵を訪ねた時、いい米ができるかどうかは、その土地の空気(がうまいか否か)で分かるといった趣旨の話を聴いたことがありますが、それをもとに判断するなら、まさに良質な米が生まれる環境ではないかと、肌で実感しました。
川鶴さんの契約田③この風景、何時間見ていても飽きません。
田野々の風景

川鶴さんの山田錦の圃場②田野々を離れ、一路、川鶴酒造さんへ。
蔵の前を通る道路を挟んだ向かい奥に、自社田はあります。
3枚の田んぼでは、すべて山田錦を栽培。

田植えの際は、多くの川鶴ファンがここに集い、一本植えをしています。
その穂が一列、一列、一直線にビシッと並んで、心地いい!
きっと藤岡さんの厳しい監督(!)の賜物でしょう。
もちろん、真剣に田植えに臨んだ参加者さんには、アッパレ!
扇型に分げつする、一本植えの山田錦の稲1本ずつ植えられたはずの苗も、分けつすれば足腰立派な稲に育ちます。
ここまでくると、素人の私には1本植えなのか3本植えなのか、見当もつきませんでした。
そこで藤岡さん「1本植えの稲は、茎の根元が扇型に広がるのです」と教えてくださり。
なるほど! 上の写真はまさに扇のごとく横にきれいに広がっています。

川鶴酒造 藤岡美樹さん田んぼに水を入れる間、ずっとこの田んぼを眺めながら藤岡さんと話していました。
原料米のこと、酒造りのこと、業界の今のこと、観音寺のこと、家族のこと。
尽きない話の中、彼女の視線はいつもずっと前を見据えていました。
だからこそ、今を大事に頑張っている。
稲穂を愛おしそうに見つめる彼女とは、今後もいいお付き合いができそうです。

川鶴酒造の麹室内さらに蔵内も案内いただき、帰り際には一献(私だけ飲んで、スミマセン……苦笑)。
次回は、私が岡山を案内いたします!
川鶴酒造外観香川県は瀬戸内海を挟んでいるとはいえ、今や瀬戸大橋で繋がれた隣県。
今年の春には川鶴酒造の蔵元・川人裕一郎さんが岡山にいらして、地元・白菊酒造の渡辺秀造社長とダブルでの酒の会で盛り上げてくださったように、今後も両県を行き来しながら輪を広げていくことができたらいいなと。

そのひとつを、来夏くらいにできればと。
これからちょいと、練っていきます。

ところで、観音寺のお楽しみは、これだけではありません。
こちらから、続きをどうぞ。

銭形砂絵「寛永通宝」「せっかく観音寺に来たのだから、町のことも知ってほしい」と、まずは銭形砂絵「寛永通宝」に初訪問。
写真では何度も見たことがありますが、で、でかい。
藤岡さん曰く「ここを訪れたあと、宝くじを買った人が、なんと高額当選をした!」というではないですか。
最近はパワースポットとしても知られているそうですが、そういえば宝くじを買うの、忘れましたね(笑)。

麹屋が軒を連ねる、観音寺市室本町観音寺で一番へえ~と思ったのが、この地区。
全国でも珍しい”麹の神様”を祀る「皇太子(おうたいし)神社」のある地域で、神社の前の通りには今も麹屋さんが軒を連ねているのです。
室本(むろもと)町という町名からも、麹の「室」に由来していることが容易にわかります。

秋のお祭りのときには麹の甘酒が振る舞われるそうで、この地区の麹屋さんはこれから きっと1年で一番忙しい時期を迎えるのでしょう。
皇太子神社皇太子神社の境内皇太子神社にも参拝してみました。
普段はひっそりとしていますが、10月の秋祭りや1月の「御門弓(おかどゆみ)」をいう催事の時は、きっと多くの参拝客でにぎわうことでしょう。
皇太子神社の境内にあった赤米の稲穂境内の一角には、赤米の穂も。
わずかな本数ですが、神事で使うのでしょうかね??

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