「備前赤磐 赤坂 朝日米サミット」開催。(2015.08.28)

去る8月28日(金)、赤坂朝日米生産部会(会長 額田 峰正氏)の主催で「備前赤磐 赤坂 朝日米サミット」が初開催されました。

サミットには同部会のメンバーをはじめ、赤磐市役所赤坂支所長、全農およびJA関係者、酒蔵からは落酒造場十八盛酒造など、赤磐 赤坂産の朝日米と関わりが深い全13名が出席。
赤磐産朝日米を使って醸した日本酒のPRを通して「朝日米ブランド」の確立を図っていこうとの認識を一つにするとともに、関係者同士の親睦が図られ、非常に有意義な時間だったと思います。

ありがたいことに、私もお声掛けをいただき、出席させていただきました。
今後「雄町米」と並ぶ岡山の誇るべき米の広報やブランド認知のお役に、少しでも立てたらと考えます。

「朝日米サミット」会議の様子
今回のサミットの舞台となったのは、真庭市下呰部にある「北房ほたる庵」。
「大正の鶴」を醸す落酒造場さんの隣にある、かつての庄屋のお屋敷を再生して生まれた和風レストランです。

ここで、各方面から挨拶ならびに朝日米に関する現状報告や思いなどが 口々に語られましたので、一部紹介(要旨)。


 

<JA岡山東 赤坂支店長・朝日米生産部会 藤原 一章氏>
旧赤坂町時代、当時の町長(難波 勉氏)が振興に尽力した、朝日米。
その頃は町のほとんどが朝日米を生産していたが、倒伏や不安定な収量の影響で、淘汰されてしまった。
赤坂地区の作付面積は、昨年の66haから今年は57haに縮小。

俵数にして2400俵(昨年)しか受けていないの実情だ。
「なんとか赤坂の農産物を世に出していこう」--前赤坂町長の声に推され、朝日米の生産者が発起。
赤坂の朝日米を100%使った酒を醸す 落酒造場と十八盛酒造の協力を得、さらに全農とも連携しつつ今後の増産を目指していく。
また、雄町米に劣らぬ朝日米の酒を通して、赤坂の地域とともに魅力をPRしていきたい。

<赤坂朝日生産部会 会長 額田 峰正氏>
平成14年から現在にかけて赤磐農協の手伝いをしており、朝日米の振興についてもそれ以前から携わっていこうと考え、今日に至る。
落酒造場の落泰明社長が赤坂産の朝日米を評価してくださっており、もっと生産量を増やしたいが、作りづらい点があり、増えていない。
朝日米は、米に力のある品種。今後も努力を重ねていきたい。

<落酒造場 社長 落 泰明氏>
清酒の級別制度が廃止され特定名称が定められた頃、朝日米にほれ込み、以来 朝日米にこだわった酒造りをしてきた。
朝日米は飯米としての素晴らしさはよく知られるところだが、米に力があるだけでなく酒にしてもきれいな酒質になるなど、原料米としての魅力も大きい。
当蔵では、朝日米へのこだわりが純米酒醸造のはじまりとなった。
今回、このような会が開催されたことを、とても嬉しく思う。

<十八盛酒造 社長 石合敬三氏>
当蔵では昔から赤坂産の朝日米を高く評価しており、長いお付き合いをさせていただいている。私も「赤坂の米は素晴らしい」と思っており、大切に醸している。
今後も赤坂の朝日米でいい酒を造っていきたい。


 

この日は、赤坂産の朝日米で醸した酒が両蔵より2点ずつ提供されました。
乾杯酒は、「大正の鶴 備前赤坂朝日 純米大吟醸 中取り」で。
落酒造場 専務 落 昇氏の発声です。

貴重な貴重な純米大吟醸の”ええとこ取り”は、果実味溢れるような厚みのある味わいと、心地よい酸が◎。

そして、ラベルに「昇」の字をあしらった「大正の鶴 RISING 60 特別純米酒」も提供されました。
ひやで、そしてぬる燗で。食事が進むと、こちらの杯が進みます。
落酒造場 落昇専務

十八盛酒造 石合敬三社長
十八盛酒造さんからは、以下の2点が出品されました。
◎十八盛 朝日純米大吟醸 備前50…「朝日米は磨いた方が味がきれいになる」と、精米歩合50%の純米大吟醸を手掛けた石合社長。「秋を過ぎてから味に膨らみが増し、バランスがよくなってくる」と持参した1本は、今年アタマに飲んだ搾りたてのそれとは確かに違い、丸みのある味わいの中に上品な膨らみが感じられました。

◎ORIGIN FIVE Type J…十八盛酒造さんら倉敷・総社の5蔵の若手蔵元によるユニット「岡山ZARU」の共同醸造酒も、原料米は赤坂産の朝日米なのですね。
とても贅沢なことです……!

そういえば、来年は石合さん渾身の作品に冠される「多賀治」にも朝日米の純米大吟醸がお目見えするかも……!
などという、なんとも楽しみなリークも。
来月収穫を迎える朝日米の出来に、期待は高まる一方です。

ところで、今回「朝日米サミット」が開かれた背景について、少し触れておきたいと思います。

「朝日米」は大正14年に県の奨励品種に採用された独自品種。
「京都旭」の純系淘汰によるもので、岡山県農業試験場で昭和6年に育成されました。

「朝日米」は岡山県内を中心に飯米としても、また酒米としても昔から高い評価を得続けているものの、栽培が難しく十分な販売量が確保できないことなどの理由から、作付面積もピークだった昭和20年(32,764ha)の11%程度にまで落ち込んでいます(3600ha=H24年)。

その一方で、近年酒造米としての「朝日米」に対する評価は今、県内外で高まりつつあります。
そこで、この良質な朝日米が栽培されている赤磐市赤坂地区産の「朝日米」のPRし、差別化・ブランド化を図っていこうとの目的で立ち上げられたのが「備前赤磐 赤坂 朝日米サミット」なのです。

左から落酒造場専務・落昇氏、JA岡山東 赤坂支店長・藤原一章氏、十八盛酒造社長・石合敬三氏左から落酒造場 落昇氏、JA岡山東 赤坂支店長の藤原一章氏、十八盛酒造 石合敬三氏。

この日は両蔵が持参した赤坂産の「朝日米」で醸した酒を酌み交わしながら、「朝日米」の未来について、またブランド化に寄せる想いなどを、酒米生産者と醸し手双方の立場から存分にぶつけ合いました。

生産者さんも蔵元さんも、みんな本気で、モノづくりをしている。
それがびしびしと伝わる現場でした。
最後は各々、膝詰め談義。
岡山でこれだけ熱く議論を交わし合う場って、あっただろうかというくらい。

「朝日米サミット」を終えて。
まずはこのメンバーで、赤坂産の朝日米のブランド確立と日本酒を通じたPRで、酒米処・岡山の魅力を伝えていきます。

岡山が誇る酒米「雄町」とともに。
私もできる限り、地元から「朝日米」の魅力を発信していきます。

そして……。

「朝日米サミット」を終えて(2) 最後に私も集合写真に参加させていただきました。
すっかり酔っ払いですが……。みなさん、いい笑顔です!

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