「雄町と地酒の祭典」、参加報告と雑感。

「雄町」の猪口で乾杯

「岡山SAKE WEEK」。
勝手に名づけてしまいましたが、岡山ではは9月19日~23日まで、2つの大きな地酒イベントが立て続けに開催され、大いに盛り上がりました。
19日~21日は「おかやま秋の酒祭り」、そして22日・23日は「雄町と地酒の祭典」。
どちらも県内の多くの蔵元がブース出展したとあって、多数の来場者で賑わった一週間でした。

このうち「雄町と地酒の祭典」は、昨年初開催されたイベント。
東京で毎年開かれている「雄町サミット」の地元版というイメージで見ていましたが、今年はどちらかというと地酒祭り的色が濃かったような。

岡山県酒造組合会長のあいさつ

↑写真は岡山県酒造組合会長・利守忠義氏(利守酒造)のあいさつ

私は22日の前夜祭、23日の本祭ともに参加。
前夜祭では、今年より秋開催となった岡山県清酒品評会の表彰式も行われました。

品評会について 昨年から変更された点は、①春から秋の開催に移行 ②出品酒を原酒から市販酒メインに変更 ③吟醸酒、純米酒の両部門に加え、今回より一般酒部門が追加 の3点。
一般酒は吟醸酒、純米酒に当てはまらない本醸造酒やにごり酒、普通酒などのエントリーが可能で、正直それを一律に評価する意味は いまひとつよく分かりませんでした……(ごめんなさい)。

このたびの品評会に出品したのは、24蔵。
内訳は以下の通り。
吟醸酒部門…37点(21蔵)出品、うち入賞14点
純米酒部門…41点(22蔵)出品、うち入賞13点
一般酒部門…33点(23蔵)出品、うち入賞14点  合計出品数…111点

表彰式では、各部門のトップ3(純米酒部門はトップ5)が代表して檀上へ。
(結果詳細は「続きを読む」からどうぞ)

↓ 吟醸酒部門 岡山県知事賞、純米酒部門 全農岡山県本部長賞、一般酒酒部門 金賞 受賞
菊池酒造 菊池東(とう)氏

吟醸酒部門 岡山県知事賞表彰
↓ 純米酒部門 岡山県知事賞、吟醸酒部門 岡山県産業労働部長賞、一般酒部門 金賞 受賞
宮下酒造 宮下晃一氏

純米酒部門 岡山県知事賞表彰

↓ 一般酒部門 岡山県知事賞、純米酒部門 岡山県産業労働部長賞 受賞
丸本酒造 丸本仁一郎氏
一般酒部門 岡山県知事賞 表彰

以降は関係者の挨拶、乾杯を経て、お酒と料理で懇親の流れ。
私にとっては多くの蔵元さんに挨拶をしたり情報交換をしたりできる貴重な時間です。
その後の二次会も含め、造り手の皆さんと延々の酒談義が楽しく、また私にできることは何なのかを考えさせられる時間でもあり。

そして、翌日。
若干重苦しい肝臓を抱えながら、再び会場の岡山コンベンションセンターへ。
朝から大勢の地酒ファンでにぎわっていた模様で、私が到着した14:30頃もなお、お酒を試飲し買い求める人あり、グルメを楽しむ人あり、ほろ酔いで陽気な人もあり……

「雄町と地酒の祭典」会場内

この日は18蔵元がブース出展。
どの蔵も終日忙しそうにお酒を注いでいました。

ちなみに試飲はチケット制。
前売りで購入された方は10枚つづりの引換券におつまみの折詰弁当がついて2000円。
酒の種類によって、引き換えチケットの枚数が異なります。
当日券もあったようですが、おつまみ弁当のついたSETチケットではなく、1枚150円での販売だった模様。

試飲販売ブース

試飲販売ブース②

おつまみ折詰

↑これが、SETチケットについていたおつまみ弁当。
聖 原田さん特製。

↓ このほか、岡山県飲食業活性化団体「六式会」による料理の販売も。
個人的には黄にらのお寿司と酒粕汁を購入。
これがまた、たまらん美味しさなのでした。

岡山のグルメブース

岡山県清酒品評会入賞酒の試飲コーナー

会場では、前日に表彰式が行われた岡山県清酒品評会の入賞酒も、ずらり。
自由にきき酒することができました。

また、同会場の2階では、岡山県が全国の9割を生産している酒造好適米・雄町米で醸した全国の銘酒がきき酒できるコーナーも。
先の「雄町サミット」に出品された酒が67点も揃い、中には入手困難な人気銘柄が!

全国雄町の銘酒きき酒コーナー

ワイングラスで試飲①

今回、きき猪口とともに準備されていたのが、ワイングラス。
香味ともに繊細にきき取れるワイングラスでの試飲ができるのは、うれしい配慮でした。

「雄町サミットin東京」から2か月近くが経過していることもあって、当時テイスティングした時とは印象が変わった酒もありましたが(いい方へ転じているものもあれば、その逆も)、今回は全点きくことができたのはありがたかった。

ワイングラスで試飲②

しかし、このコーナーだけフロアが別で、階下で賑わっているイベントとは別物と思った方もいたのではないでしょうか。
中には、このコーナーの存在を知らないまま会場をあとにした方も少なくなかったようです。

タイトルにある「雄町」をアピールし、親しんでもらおうと思ったら、もう少しこのブースの役割を考えた方がいいと思います。
雄町米の存在を知らない県民がまだまだ多数いるのに、これでは認知度が上がるはずもなく、あまりにもったいないと感じたのです。
主催の方には、ぜひ再考をお願いしたいです(……って、どなたにお伝えすればいいの???)。

もうひとつ。
この1週間、大きな酒イベントが続いてにぎわったけど、色んな意味でどうかなと疑問。
その理由は多々あり、できれば両イベントの主催者レベルの方にじっくりお伝えしたいと考えます。
ぜひ、意見に耳を傾けていただきたく。よろしくお願いします。

などといいつつ、いち飲兵衛な私は両イベントをがっつり満喫しました。
大きなイベントを成功へと導いた主催者やスタッフの皆様、各出展企業の皆様には頭が下がります。
おかやま秋の酒祭りにおいては、多くのボランティアスタッフの活躍も見逃せません。
色々と述べましたが、思いはひとつ。
このような温かいイベントが、年々パワーアップされることを期待しますし、来年、再来年と継続することを望みます。
パワフルな5日間。みなさま本当にお疲れ様でした!

平成26年度 岡山県清酒品評会入賞酒

【吟醸酒部門】
岡山県知事賞            菊池酒造 燦然 斗瓶取り大吟醸
岡山県産業労働部長賞      宮下酒造 大吟醸極聖 昔搾り 斗瓶どり
岡山県工業技術センター所長賞 嘉美心酒造 大吟醸 嘉美心
金賞…●利守酒造 酒一筋 大吟醸 ●平喜酒造 喜平 大吟醸 雄華 ●室町酒造  櫻室町 極大吟醸 室町時代 ●白菊酒造 大典白菊 純米大吟醸 雄町 ●難波酒造 作州武蔵 大吟醸 ●熊屋酒造 大吟醸 伊七 ●十八盛酒造 山田錦 大吟醸 ●ヨイキゲン 斗瓶取り大吟醸 露 ●芳烈酒造 櫻芳烈 大吟醸 ●田中酒造場 武蔵の里 大吟醸 ●辻本店 御前酒 純米大吟醸 鳳凰

【純米酒部門】
岡山県知事賞            宮下酒造 極聖 特別純米 高島雄町
岡山県産業労働部長賞      丸本酒造 かもみどり 純米
岡山県農林水産部長賞      利守酒造 赤磐雄町 特別純米
岡山県工業技術センター所長賞 白菊酒造 大典白菊 純米 白菊米
全農岡山県本部長賞       菊池酒造 燦然 特別純米 雄町
金賞…●難波酒造 作州武蔵 純米酒 ●嘉美心酒蔵 旨口 ひやおろし ●十八盛酒造 特別純米 ことのわ ●多胡本家酒造場 加茂五葉 純米酒 ●辻本店 御前酒 純米 美作 ●三宅酒造 粋府 特別純米酒 朝日 ●赤磐酒造 桃の里 雄町の春 ●熊屋酒造 備前伊七 特別純米

【一般酒部門】
岡山県知事賞            丸本酒造 賀茂緑 別醸
岡山家産業労働部長賞      多胡本家酒造場 加茂五葉 生貯蔵酒
岡山県工業技術センター所長賞 赤磐酒造 桃の里 岡山旨酒処
金賞…●芳烈酒造 櫻芳烈 上撰 ●菊池酒造 燦然 上撰 本醸造 ●田中酒造場 武蔵の里 上撰 ●室町酒造 櫻室町 本醸造 備前幻 ●森田酒造 萬年雪 本醸造 辛口酒 ●平喜酒造 特撰 喜平 しぼったまんま ●宮下酒造 奇跡のにごり酒 木村物語 ●白菊酒造 大典白菊 上撰 ●落酒造場 大正の鶴 上撰 ●嘉美心酒造 名宝 ●十八盛酒造 十八盛 上撰

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2件のコメント

  1. 堀川さま、
    やはりそう感じられましたか。
    あれだけの銘酒をいちどきにきくことができる機会はそうないので、ぜひ多くの方に知っていただきたいですね。

  2. mackyさんのご指摘通り1階と2階に分かれていたので別々のイベントのような感じだった。

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