昨日は、広島から酒米の栽培を手掛ける若手の農家さんが来岡。
いつもお世話になっている建部町(岡山市北区)の作り手さんを訪ね、育苗中の雄町を見せていただきました。
若手農家さんは、冬は蔵人として酒造りに携わり、夏は米作りを手掛ける、“半農半醸”を実践。
しかも、昨年からは広島で雄町米の本格栽培を始めたそうで、特に苗作りを学びたいと。
訊きたいこと、盛りだくさん。
用意してきた質問を投げかけ、彼なりに疑問点はかなり解消されたようでした。
「育苗中にトンネルしたら、おえん(いけない)でー」。
「米を倒れにくくするには、稲の丈を150cmに抑えること。水加減が大事じゃ」。
大先輩の経験に裏付けされた助言の数々。
きっと今後の米作りに役立つことでしょう。
但し、土質も違えば気候も微妙に違うわけで、「自分で試しながら答えを見つけていくんでー」というベテラン農家さんの温かいアドバイスも。
その後は情報交換などもしながら、約2時間、有意義な時間が過ごせたと思います。
「米作りなんか、8月頃までなーんもせんでええんじゃ。簡単なもんじゃ」と言うけど、栽培ポイントを細かく訊いていくと、やっぱり理屈だけでは叶わないさまざまなコツが……。
ともあれ、立派な雄町米が収穫されることを願っています。
さて、私は明日、北房で朝日米の田植えのお手伝い。
今年初の“入田”です。